インフォームドコンセント
CVポートの埋め込みは、比較的簡単に短時間で行える手術です
CVポートの埋め込みは、通常局所麻酔によって行われます。おおよそ、30分から1時間程度で終了します。日帰り手術で、あるいは1泊2日の短い入院で可能です。
CVポートの使用に関して、主に以下のような合併症が報告されています。
埋め込み手術の際、静脈に針を刺してカテーテルを挿入します。そのとき、近くの動脈や肺に針をあてて傷つけてしまうという合併症が報告されています。
動脈に針があたって起こる合併症を「動脈穿刺」、肺に針があたって起こる合併症を「気胸」 「血胸」とよびます。万一このようなトラブルが起こった場合は、すみやかに適切な処置をとります。
体内でカテーテルやポート本体が破損する、ポート周囲が皮膚トラブルを起こす、感染を起こす、カテーテルの周りに血液中の成分がつく、カテーテルやポートの中が詰まって使えなくなるなどのトラブルが報告されています。
このようなトラブルが起こった場合は、ポートを取り出すこともあります。