寛解（かんかい：症状が消失している状態）を維持する目的で行う化学療法です。

体の一部分を構成する細胞が死滅すること。組織が再生されず機能的な障害、組織学的な異常を残す状態をいいます。

血管外漏出を起こすと、漏出部位に発赤や痛みを生じることがある抗癌剤です。
起壊死性抗がん剤のように、潰瘍（かいよう）形成にまで進展することはほとんどありません。

化学療法と放射線療法を併用する治療法です。

血管外漏出を起こすと、少量でも強い痛みが生じ、腫脹（はれ）・水泡・壊死（えし）などの皮膚障害を起こして潰瘍形成に至ることがある抗癌剤です。血管外漏出に対しては早期の発見と処置が重要となります。

サイクル、コースとも呼ばれます。一連の治療計画のなかで、1連の治療の最初から最後までを指して1クールと呼びます。

薬剤が、カテーテル（医療用チューブ）の先端の移動などによって血管外の周辺組織に漏れること。漏出した薬剤の種類によっては組織の炎症や壊死をもたらすことがあります。

炎症などにより体の一部が腫れることです。

手術を行なった後に再発を予防することを目的として行なわれる化学療法のことです。アジュバント療法とも言われます。

手術前に行なわれる化学療法のことで、手術前に腫瘍を縮小させるために行います。
ネオアジュバント療法とも言われます。

皮下や筋肉への注射が可能で、血管外に漏出してもほとんど炎症症状は起こさない抗がん剤です。非壊死性抗がん剤とも呼ばれています。

細胞のがん化・がんの発現に関与する種々の特異的な遺伝子やタンパク質などの分子を標的として、その働きを制御し、治療する薬。従来の抗がん剤は、がん細胞以外にも無差別に攻撃をするが、分子標的薬は、的を絞って作用する薬剤です。

乳がん、前立腺がん、子宮体がんなどの一部のがんは、特定のホルモンががん細胞の増殖に関与しているとされている。これらの特定のホルモンに対して反対の作用をする薬が使われます。

様々な薬剤(抗がん剤、制吐剤、補液などの支持療法薬)、投与間隔、投与方法などを記したスケジュールを含めた治療計画です。