医療機器の紹介
体内に挿入する管のことをカテーテルと言いますが、点滴や静脈注射を行うために、腕などの静脈に挿入するプラスチック製のカテーテルのことを末梢静脈留置針(末梢静脈留置カテーテル)といいます。
プラスチック製のカテーテルの中に金属針が入っており、静脈内に挿入できたら、カテーテルのみを残して金属針を抜きます。
点滴や注射をする時には、カテーテルにシリンジ(注射器)や輸液のためのチューブを接続して行います。
末梢静脈留置針は、感染や腫れ、痛みを伴う静脈の炎症などを引き起こす危険性があるため、3~4日毎に入れ替える必要があります。そのため、比較的短期間の輸液の投与に適しています。また、採血をすることは推奨されていないので、採血が必要な時には他の静脈に針を刺して行います。