医療機器の紹介

CVポート専用の針

CVポート専用の針(ヒューバー針/フーバー針)

<CVポートからの薬液投与の実際>

ヒューバー針(フーバー針)|安全機能付タイプ

CVポートを用いて薬液の投与を行う際には、専用の針が必要です。
ポート専用の針はヒューバー針もしくはフーバー針と呼ばれています。
当サイトでは、ヒューバー針と称します。

ポート本体の上部にある「セプタム」と呼ばれるシリコーンゴムの部分にヒューバー針を刺します。薬剤がポート本体につながっているカテーテルの先端から流れる仕組みになっています。
ポート本体が埋め込まれている場所を皮膚の上から確かめ、皮膚の上からセプタムに刺します。
ポート本体は、皮膚の上から指で触ることにより、どこに埋められているかを容易に探し出す事ができます。

CVポート(リザーバー)|皮膚の上から確認CVポート(リザーバー)|薬剤(抗癌剤/高カロリー輸液)投与のイメージ図

ヒューバー針は、CVポートをより長く使用できる様に、針の先端(薬剤注入口)が側面にくるように少し折れ曲がった構造をしています。

一般の針とヒューバー針(フーバー針)の比較1一般の注射針とヒューバー針(フーバー針、コアレスニードル、ノンコアリングニードル)の比較2

セプタムは、圧縮されたシリコーンゴムでできており非常に丈夫に作られていますが、ヒューバー針以外の一般的な注射針を用いると刺した部分のシリコーンゴムが針先でくりぬかれてしまい、ポートの使用期間を短くしてしまう可能性があります(最悪の場合はCVポートの入れ替えが必要になります)。
そのため、CVポートを通じて薬液の投与を行う際には必ずヒューバー針を用いる事が重要です。

<安全機能付ヒューバー針>

最近では、ヒューバー針を抜く際に誤って自分の手を刺してしまわない様に工夫されたヒューバー針もあります。(セーフティタイプと呼ばれます。)

ヒューバー針(フーバー針)|通常タイプと安全機能付タイプ(針刺し予防)

<安全機能付タイプを使って、針を抜く方法(機能の一例)>

安全機能付ヒューバー針(フーバー針のウイングをしっかり持ちます。安全機能付ヒューバー針(フーバー針のウイング部分に針が収納されるのを確認します.カチッというまでしめこんでいくと針が自然に抜け同時に針先が収納され保護されます

CVポート(リザーバー)について解説した動画ヒューバー針(フーバー針)の自己抜針についての動画

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