用語集
体内に挿入または埋め込まれる医療用のチューブ、細い管のことです。
CVポート埋め込み手術後に担当医から配布される患者記録カードです。
このカードを医療従事者に見せることによりCVポートが埋め込まれていることをスムーズに伝えることが可能です。また海外旅行を検討されている方は、空港の金属探知機でチェックされることはほとんどありませんが、万一に備えて英語版のカードを持参することもできますので、主治医にご相談ください。
患者さんの病気の進行や副作用などによる痛みを始めとした様々な不快な症状を和らげる治療です。
CVポートは、様々な薬剤を注入するために皮膚の下に完全に埋め込んで使用する医療器材です。以下のような様々な呼び名があります。リザーバー、皮下埋め込み式中心静脈カテーテル、皮下埋め込み型中心静脈カテーテル。本サイトでは、患者さんを対象にしているため、「CVポート」、もしくは「ポート」という表現をしています。CVは中心静脈の略です。(central venous)
シリコーンゴムでできた直径1cm程度のポート上面の部分を指します。点滴は、この部分に皮膚の上からポート用専用針(ヒューバー針)を刺して行います。
検査や治療の目的で皮膚や体内に針をさすことをいいます。
心臓の中心を通る太い径の静脈で、心臓に近い静脈で血流量が多いことを利用して、粘性の高い薬剤や刺激の強い薬剤などを流すことが出来る静脈の総称です。
中心静脈カテーテル(central venous catheter:CVC)には、短期用、長期用、埋込み式、PICCなど様々な種類があります。粘性の高い薬剤や刺激性の強い薬剤を血流が豊富な中心静脈へ運ぶためのカテーテルです。
持続的に点滴を行う場合には、留置針(金属製の注射針にテフロンないしポリウレタン製の柔らかい外筒を付けたもので、血管に刺入後に金属の針を抜くと外筒のみが留置される)を用い、これを留置した後で点滴ラインを接続し輸液を行ないます。点滴の針には、様々な呼び名があります。末梢静脈留置針、末梢静脈留置カテーテル、静脈留置針、PIVなど。
5cm程度皮下に通してから血管内に挿入する事によりカテーテルを抜けにくくし血管内への細菌の侵入を起こしにくくしたCVカテーテルです。長期間の使用が予想される場合に用いられますDr.ブロビアックにより開発されたブロビアックカテーテル、Dr.ヒックマンにより開発されたヒックマンカテーテルなどがあります。
お風呂、シャワーなどによる傷口等の防水目的や傷口の保護、あるいはカテーテル、針などの固定など様々な目的で貼り付ける医療用フィルムです。
体内にカテーテルを埋没させるために、皮下組織に作成するトンネルです。
ピックとは、末梢中心静脈カテーテルのことを指し、英語で、Peripherally Inserted Central Catheterといいます。頭文字を取ってPICCとよばれております。本サイトでは患者さんを対象にしているため「ピック」としています。PICCにはDr.グローションにより開発されたグローションカテーテルがあります。
「ヘパリンロック」とは、「ヘパリン」と呼ばれる血液が凝固しにくくなるお薬を生理食塩液で薄めたものをカテーテル内に注入し、満たしておく方法です。これにより、「血栓」と呼ばれる血液の塊が形成されるのを予防し、カテーテルが血液で詰まらないようにすることをいいます。
体表から確認できる細い径の血管です。
医療器材等を、体内に埋め込んだり、挿入したりすることをいいます。