インフォームドコンセント

あなたの血管はガマンしすぎていませんか?【7】

CVポートを使うメリット

CVポートを埋め込むことで、以下のようなメリットが得られます。CVポートを使うと、化学療法に伴う苦痛が小さくなります。

CVポートの説明をする医師

簡単に針を刺すことができます

直径1センチメートルほどのセプタムに針を刺せばよいので、どんな患者さんにも簡単に針を刺すことができます。また、末梢静脈を痛めることもありません。

刺激の強い薬を点滴しても痛みを伴いません

薬は腕の血管よりも太い、心臓の近くの血管に入っていきます。そのため、刺激による影響を受けにくく、静脈炎による痛みを我慢する必要がありません。

外見上目立ちません

末梢静脈からの点滴により静脈炎を起こすと、腫れや皮膚の硬化により、腕の外見に変化をきたすことがあります。CVポートを使用すると、そのような心配はありません。
また、ポートは完全に体内に埋め込まれますので、大きく目立つことはなく、皮膚が少し盛り上がる程度です。

抗がん剤以外の点滴にも使えます

ポートは抗がん剤に限らず、水分や栄養剤、抗生物質など、必要に応じてほとんどの点滴に用いることができます。

CVポート(リザーバー)について解説した動画

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