医療機器の紹介
ブロビアックカテーテル
ブロビアックカテーテルとは
ブロビアックカテーテルは、中心静脈カテーテルの一種で長期間体に針を刺すことなく、血液の中に直接薬剤を注入することができ、また、採血も行う事ができる細長いチューブ(カテーテル)です。
ブロビアックカテーテルの特徴
ブロビアックカテーテルは、柔らかいシリコーンゴムという素材でできており、途中にカフと呼ばれる合成繊維がついています。このカフが皮下組織と癒着(ゆちゃく:くっつく事)することにより、ひっぱりなどにより抜けてしまう危険性を低くします。また、皮膚の下にトンネルを作ってカテーテルを挿入するので、カテーテルが体の外にでている部分から血管に入るまでの距離が長く、細菌が血管内に侵入する危険性を低くし、感染を発症しにくくします。
よくある質問
◆ブロビアックカテーテルはどのように使われますか?
シリンジやお薬を入れるためのチューブを、直接接続して使用します。
◆ブロビアックカテーテルはどのように管理しますか?
カテーテルは、挿入部位から細菌などが入らないように、透明なドレッシング材で保護します。ドレッシング材がはがれてきた場合には、新しいドレッシング材に変えてもらいます。
また、カテーテルが詰まらないように1日~1週間に1度、少量の生理食塩液で、カテーテル内を洗浄することが必要です。
ブロビアックカテーテルは、一般的名称は、「中心静脈カテーテル」のカフ付タイプに属しますが、医療現場に於いて販売名が一般化名称化しているので、その表記をしています。またトンネル型中心静脈カテーテル(CVカテーテル)とも呼ばれます。